*

中断証明書

公開日: : 自動車保険の手続き

自動車保険は、基本的に自動車を指定して加入しますので、転勤や海外赴任など、何らかの事情で車を手放してしまった場合には解約をすると思います。
もう持っていない車に保険をかけていてももったいないですし、被保険車のない状態での継続は、所有する車種によって保険料が変わる自動車保険では、正しいリスクを反映した保険料にはならず、単にノンフリート等級の割引を継続するための保険加入は認められていません。

とは言っても、せっかく等級が進んでいたら黙って捨ててしまうのはもったいないですね。
20等級まで進んでいれば60%以上の割引の権利を捨ててしまうことになります。

前置きが長くなりましたが、そのような場合には中断証明書を保険会社より発行してもらうことで、再度、車を所有することになった時に、それまでのノンフリート等級を継続することができます。

転勤などで一時的に車を所有しなくなった等の事情で、保険契約を中断(解約又は継続しない)せざるを得ないという場合に、一定の条件を満たせば、中断前の契約(「旧契約」といいます。)の等級と同一の等級(旧契約に保険事故がある時はその事故件数に応じて減じた等級)を中断後の契約(「新契約」といいます。)に対して適用することができます。

中断特則(無事故実績継承に関するノンフリート等級別料率の特則)として定められていますが、一定の条件を満たせばという点が肝で、外れてしまうと継続できなくなってしまうために注意が必要です。

中断証明書の発行には「中断証明書発行依頼書」を保険会社に提出しなければなりませんが、旧契約の保険期間末日以降13カ月以内に依頼しなければ発行されません。

また、発行には条件があります。

  • 7~20等級が適用されている契約で、保険期間末日までに保険事故がないか、事故があって等級が下がっても次年度の等級が7等級以上であること。
  • 保険期間の末日までに、被保険自動車が廃車、譲渡、返還(リースの場合)されていること。
    もしくは、使用しないために車検切れとなっていること。
    記名被保険者の海外渡航の場合は、保険期間末日が出国から6ヶ月以内で、帰国日前に最後に締結した保険契約であること。
  • 所定の確認資料の提出があること。

等級については、割引が効いた状態であれば問題ありません。
所定の確認資料は、基本的に公的資料のコピーです。公的でなくても良いなら何でもありになってしまうので当然とも言えますが…

廃車→解体(完全抹消)した場合には登録事項等証明書を取得するか、重量税の還付がある場合は控えが出ます。
譲渡・廃車(一時抹消)→買取店などに売った場合は、名義変更後の車検証コピーをもらいます。
一時抹消の場合も車検証様式の証明書が出ます。
友人などに売った場合は、新しい名義の車検証コピーが必要です。
車検切れ→保険期間中に車検切れとなった車検証コピー。

旧契約の所有者と、その車がどうなったかを証明できれば良いので、その他にも証明書となる書類もありますが、基本的には新・旧車検証コピーを用意しておけば問題はありません。

車の売却などの場合は、その時点で保険も止めると思いますので、忘れないと思いますが、車検切れや長期海外赴任などの場合は忘れてしまわないようにしましょう。
どちらにしても満期日前に保険会社から連絡はきますので、その時でも間に合いますが、あまり時間が経ってしまうと公的資料の取付けなどが面倒になるケースもあります。

中断証明書は中断してから10年間効力があります。

中断証明書

Image courtesy of suphakit73/ FreeDigitalPhotos.net

また車を所有することになったら中断証明書を適用した新契約をするわけですが、中断証明書の適用にも条件があります。

  • 旧契約の被保険自動車と同一車種・用途の自動車であること。
  • 車検切れや一時抹消で中断した場合は、再度車検を取得して1年以内に保険を開始すること。
  • 海外から帰国した場合は、帰国日から1年以内に保険を開始すること。
  • 中断証明書を提出できること。
  • 新契約の記名被保険者が旧契約の記名被保険者と同一であること。
  • 被保険自動車の所有者が、旧契約と新契約で同一であること。

新旧契約の記名被保険者、被保険自動車は、配偶者、同居の親族間であれば同一とみなされます。

当然、公的資料の提出が必要になりますが、新たに取得した(車検を通した)車検証のコピーが、中断証明書と同じ名義であれば、特に問題になることはありません。
海外から帰国の場合は、あわせてパスポートのコピー(出国日、帰国日)が必要です。

336

関連記事

車両入替

自動車保険の車両入替

車を買い替えた場合には、自動車保険も車両入替の手続きをしなければなりません。 車屋によっては、

記事を読む

336

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

336

シェア
自動車取得税の廃止

自動車保険とは関係ありませんが、自動車取得税が2015年に廃止されます

ロードサービス
自動車保険会社のロードサービスとJAFの違い

自動車保険会社のロードサービスは、以前は車両保険に加入している場合だけ

代理店
代理店の選び方

ダイレクト系しか考えていない方はスルーで。 ちょっと古い知恵袋の回答

事故
事故の被害者になったら

事故で被害者になった場合でも、基本的には加害者になってしまった場合と同

代理店
自動車保険の代理店

自動車保険は、最近では電話やWEBでの通販契約のダイレクト系が増えてい

→もっと見る

PAGE TOP ↑