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ノンフリート等級別割引・割増制度の改定

10月に改定された等級制度について詳しく書いてみたいと思います。
はっきり言って愚痴です。

最大の改定点は「事故あり」と言う考え方が導入されたことです。
これまでも事故を起こして保険を使うと「3等級」ダウンして保険料が高くなっていましたが、
今後はさらに「事故あり」の割増引率が適用されるために、割引が多い(等級が進んでいる)人ほどダメージがあります。

割引率については、会社によって違うかもしれませんが、これは東京海上日動の数値です。

割増 無事故
等級 1 2 3 4 5 6 7
これまで +52% +26% +12% -1% -10% -17% -23%
無事故 +64% +28% +12% -2% -13% -19% -28%
事故あり -20%

割引
等級 8 9 10 11 12 13 14
これまで -28% -33% -37% -40% -44% -47% -50%
無事故 -40% -41% -43% -46% -47% -48% -49%
事故あり -21% -22% -23% -25% -27% -29% -31%

割引
等級 15 16 17 18 19 20
これまで -52% -55% -57% -59% -61% -63%
無事故 -50% -52% -55% -57% -59% -63%
事故あり -33% -36% -38% -40% -42% -44%

 
表を折り返してしまったので、見にくいとは思いますが、
12等級は「事故あり」が27%割引、「事故なし」なら47%割引です。
6等級以下は、事故の有無で割引・割増が変わることはありません。

また、これまで等級据え置きの事故であった、盗難や飛び石などの飛来物(要は自分に責任がない事故)も、1等級下がる扱いに変更になりました。
これに至っては、自分には一切非がないような場合でも保険料負担が多くなることになります。

これまでの制度では、事故を起こした(保険金をもらった)人も、起こしていない(もらっていない)人も、等級が同じであれば割引率は同じでした。
事故が起こって、まとまった出費が必要な時に助け合うために保険料を預けておくということが保険の考え方のために、保険金を使った人が保険金に手を付けていない人と同じ保険料を支払うことが公平ではないということです。

ただ、以前にも書きましたが、同じ等級と言っても事故を起こした時点では、翌年に同じ等級となる人と4等級(つまり4年分)無事故で保険料を支払い続けていたと言うことです。
「お客様にとっての公平性」と言っていますが、どこが公平なんだと思います。
さらに20等級以上にはあがりませんから、仮に50年無事故で保険料を支払い続けていても、1回の事故で翌年は17等級の事故ありで割引が63%→38%になってしまうことになります。

公平性と言うのであれば、これを改定しないとおかしいと思うのは私だけではないと思うんですが…

話を戻して、3等級ダウン事故の場合は「事故あり」が3年間消えません。
ただし、1等級ダウン事故の場合は1年間で消えます。
が、先に書いた通り、自分に非がない事故でも、等級が進んでいる人は相当の影響があります。

また、事故なしで考えて、割増については、従前より増えましたが、
4等級から13等級までは以前より割引率が上がっています。
14等級から19等級までは逆に若干割引率が減り、20等級は変わりません。

さらに、2014年10月、2015年10月に割引率が変わることが発表されていますが、
7から15等級までは割引率が上がり、16等級、20等級は変わらず、17から19等級は下がります。

どこが公平なんだと思います。
優良な部類である15から19等級あたりが、事故を起こしていなくても割引率が下がってしまいますので。

割引率の低い、優良とは言えない割引率が逆に上がっていることは、高くしすぎてしまって無保険になってしまえば社会的に問題ですし、1円の保険料収入も得られなくなってしまうことを避けているんでしょうか。
どちらにしても、優良な契約者への負担が大きな改定であることは間違いありません。

大きな事故以外は使うなということなんでしょうけど、ちょっとした事故でも保険に入っていて助かったと思える方が良いと思いますけどね。
ちなみに私自身は20等級なので何の影響も受けてはいませんが。

ノンフリート等級改定photo credit: slackware via photopin cc

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